札幌地下鉄 市営

札幌地下鉄 南北線・東西線・東豊線

札幌の地下鉄と言えばタイヤ付きで有名です。

 

世界でも例の少ないゴムタイヤ式の札幌地下鉄は札幌冬季オリンピックの準備段階に時を同じくして計画が始まりました。札幌地下鉄は3路線、南北線・東西線と東豊線で現在48キロの運航距離をカバーしています。札幌市交通局が運航する地下鉄、正式名称は札幌市高速電車ですが、ユニークなゴムタイヤ、案内軌条式と呼ばれる中央のレールが特徴です。札幌地下鉄の特徴といえば、やはりゴムタイヤなので乗り心地の良さや低騒音が上げられますが、反面、ゴムタイヤであるが故に磨耗対策・保守が不可欠にもなっています。

 

札幌の地下鉄、実は新幹線を除くと車幅は国内最大の3メートル超。この余裕が札幌地下鉄の余裕にも繋がっています。更に地下鉄の社内には荷棚が設置されていないので、一層広々として感じられますし、車両間にも基本的に仕切りが無いという地下鉄にしては珍しい構造をしているのも札幌地下鉄の特徴と言えるでしょう。

札幌地下鉄 人身事故対策

札幌市営地下鉄にユニークな話題ではありませんが、公共交通機関運航で問題になるのは事故。特に人身事故が札幌地下鉄では問題となってきました。

 

交通局も頭を悩ませていて、アイデアですが人身事故に繋がる投身を思いとどまらせるために鏡を設置したりしています。ちょっと怖いアイデアですが札幌市営地下鉄の安定運航の為でしょう。更に2008年からは札幌地下鉄の駅に順次可動式ホームドアが設置される事も決まっていて、これにより札幌市営地下鉄はより安定運航されるものとなるはずです。こうした事故はニュースでも度々取り上げられ、札幌市営地下鉄としては不名誉な勲章で、できるだけ早い対策が望まれてきました。

 

また、過去の公共交通機関放火などの教訓から、火災に対応する仕組みも札幌市営地下鉄では順次進めています。これは東西線・南北線・東豊線全てに関わる対策として取り組まれています。路線図も極めて単純な札幌市営地下鉄ですが、市民の足として不可欠なものとなっていて、1日平均57万人程度の乗降客数となっています。

札幌地下鉄 料金は? 定期は? 乗換えは?

札幌市営地下鉄の料金は単純明快。

 

但し、乗換えやバス併用などは少しややこしいかな。料金体系は全部で6区分され、1区初乗りの200円から6区21キロ相当までが上限510円となっている。札幌地下鉄は庶民の足だから当然ながら定期や学割などもあります。

 

札幌地下鉄自体は初の黒字を達成したものの、いまだに過去の借金の償還分が数千億円残っているので、なかなか料金を引き下げるというのは難しいでしょうが、ワンマン化などの合理化策を検討しながら札幌市営地下鉄の料金も随時見直されてゆく計画です。

 

現在、南北線・東西線・東豊線の3路線ですが、ほぼ計画通りの48キロをカバーしており、これからが料金や定期額面設定など、黒字を重ねるに従って利用しやすくなる時期に入ってゆきます。基本的に区分制としていますが、札幌地下鉄内での乗換えは基本的に80円の減額。ただ、札幌地下鉄でややこしいのは同じ市営のバスや電車からの乗換え料金・定期の計算。ここは少し分かりにくいので札幌市営地下鉄の窓口で尋ねるといいでしょう。